映画制作者様とクリエイターの方向け

映画向け次世代型オーディオ

DTS:Xソリューションの基盤となるのは、ライセンス料が無料のオープンプラットフォームであるMDAであり、オブジェクトベースのイマーシブオーディオの制作に必要となります。MDAとは「Multi-Dimensional Audio(多次元オーディオ)」の略で、映画制作会社やコンテンツ制作者が、これまでにない形でサウンドオブジェクトにおける特定の配置、動き、音量をコントロールすることを可能にします。これは非圧縮のオーディオ波形に加え、関連するレンダリングメタデータを使用することで実現しています。

MDAにより、コンテンツ制作者は、1つのオープンフォーマットのマスターから、劇場用や家庭用などのさまざまなエンコード、そして制作の最終過程での納品素材や将来の派生素材を広範囲にわたって制作することが可能になります。

映画制作者様やクリエイターの方へのDTS:Xのハイライト:

  • 観客を飽きさせない差別化された体験の提供
  • 観客に魔法のような体験をお届けするべく新たなキャンバスをクリエイターに提供。
  • イマーシブオーディオがもたらすより豊かで魅力的な体験
  • チャンネルにとらわれないことで、創作に向けた新たなキャンバスをミキサーに提供
  • 非圧縮PCMオーディオとメタデータが制作から上映までの品質を維持
  • DTSの責務 – 仕様、ツール、リファレンスレンダラー
  • 制作にも配給にも優しいシンプルな工程-一度の制作で劇場のレイアウトを問わず配給可能

大画面で

DTS:X Cinema Programは、MDAオブジェクトベースのサウンドトラックを最大限に活用し、最高水準で高性能な映画館だけでなく、物理的制限やコスト制約により高品質な大型設備を採用できないような小規模な映画館まで、それぞれに合った臨場感が体感できるように設計されています。

リビングルームで

DTS:Xテクノロジーには、オブジェクトベースのオーディオを活用したDTSの次世代オーディオコーデックが含まれており、臨場感あふれるインタラクティブで新たな体験を視聴者に提供します。DTS:Xデコーダーソリューションを使用すると、AVRやサウンドバーで3Dオーディオコンテンツを再生することができます。重要な点として、Blu-rayディスクにおける新たなDTS:Xビットストリーム技術は、ステレオからDTS-HD Master Audio | 7.1™まで、これまでのDTSデコーダーやスピーカー出力フォーマットと下位互換性があります。

手のひらで

映画館からホーム、モバイルに至るまで、サウンドのエコシステム全体をサポートするDTSの取り組みの一環として、消費者はDTS Headphone:Xオーディオ処理ソリューションを使用し、モバイル機器やテレビなどの魅力的で臨場感のあるオーディオに標準的なヘッドホンを使用してアクセスすることも可能です。DTS Headphone:Xテクノロジーは、どんな一般的なヘッドホンでも充実した体験ができ、臨場感あふれるサラウンドサウンドを提供することができます。

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