GAME CHANGER IN RELATION TO VISUAL FIDELITY, INTERFACE DESIGN AND INTERACTIVITY IN THE XR FIELD

近距離視線追跡

私たちの目と視線は重要な情報を含んでいます。ある焦点から別の焦点へと視線がどのように移るか、また、それにどのくらいの時間を要するかによって、力、興味、自信、抑制の度合いを解釈することができます。視線とは非言語コミュニケーションにおけるパイプラインであり、社会的交流における重要な要素の1つです。

DTSは周囲の環境に注目しています。人間にも、物にも注目しています。スマートフォンからヘッドマウント型拡張現実(XRとは、拡張現実(AR)、混合現実(MR)、仮想現実(VR)を表す)デバイスまで、次の技術的飛躍に備えて人間の顔を観察してきた20年以上の経験を活かして試験を行ってきました。

モバイル機器との付き合い方が変化し、その中核をなすようになるのは視線です。視線の動きと空間配置(焦点面)でXRデバイスをコントロールする未来を想像してみてください。


ハイライト

  • NIR画像に対応。視線追跡のためのグリントを必要としません。
  • 最大50%までの瞳孔閉塞度に対応
  • 出力内容:瞳孔中心位置、視線位置、固定深度、IPD (瞳孔間距離)
  • 自動視線の再調整
  • 5ミリ秒以下の実行時間
  • どのような照明条件でも1度未満の精度

高性能のパフォーマンスとフォービエイテッド・レンダリング(ユーザーの視線の焦点部分のみ最も解像度を高く表示し、レンダリング負荷を軽減させること)の実現はもうすぐそこまで来ています。

ユーザーの視線の焦点にリソースを集中させることにより、開発者は電力と帯域幅を節約することができます。また、焦点面検出と視線追跡の活用は、開発者がリアルなシャープネスとボケ効果をシミュレートすることを可能にします。

視線追跡は、臨場感のある個別のデバイスインタラクションを可能にします。ユーザーは、コンテンツに視線を送るだけで操作が可能になります。これによってユーザーインターフェースに新たな可能性が生じ、ユーザーエクスペリエンスが大幅に向上し、ユーザーがアプリケーションとどのように関わるかについて非常に価値のある分析データが得られるようになります。