THE KEY TO ENVIRONMENTALLY AWARE INTELLIGENT CAMERAS

身体を中心とした分析

身体の検出とセグメンテーションは、顔を中心としたコンピュータービジョン技術の延長線上にあります。

この技術は、次世代の画像処理製品の基盤であり、汎用性が高く、カスタマイズが容易で、資源効率に優れた環境に配慮したインテリジェントカメラにおいて重要な役割を果たしています。

弊社のハイブリッドソフトウェアとハードウェア実装は、パフォーマンス、消費電力、柔軟性の最適な組み合わせを保証し、かつ、拡張性、コスト効率、将来性を備えたソリューションとなっています。

弊社の技術は、アクションカメラやドローンの高度なトラッキングシステムの中核となるだけでなく、シングルカメラの静止画やビデオのボケ、背景の置換、ポートレート加工など、身体を中心とした画像処理技術においても重要な役割を果たすことができます。また、画像解析のシナリオは、イベント検出、混雑状況分析、ARおよびVRによるユーザーエクスペリエンスの向上などにも活用することができます。


ハイライト

  • 動きのあるものや静止したものなどの複数のポーズや、オクルージョンの領域が広い状況に向け、ハードウェアアクセラレーションが有効化された畳み込みニューラルネットワーク(CNN)推論を介してリアルタイムに実行。
  • 次世代のセグメンテーション。
  • 強靭さと性能を重視したソリューション。

DTS身体解析ソリューションは、専用IPコアを使用した場合、極めて低い消費電力で30 FPSのフレームレートをリアルタイムに実現することができます。

Android ARM v8コアを使用した場合、動画のセグメンテーションはプレビューモードで30 FPSのフレームレートでリアルタイムに実行され、静止画のセグメンテーションは1秒以下で実行されます。

パフォーマンステストでは、Pascal VOCにおいて、人物では80%以上の検出率、身体のセグメンテーションでは90%以上のリコール率が得られました。

このソリューションでは、人物が立っているか、歩いているか、走っているか、そして正面、背面、側面のどの方向を向いているかを、CPUにほとんど負荷をかけることなく検出することができます(検出作業がすべてIPコアで行われている場合に限る)。